東和工業株式会社
採用活動の強化にあわせ、企業の顔となるロゴマークのリニューアルを担当。
ロゴデザイン、Webサイト制作、そしてタグラインの策定まで、トータルでブランドアイデンティティの再構築を手がけました。プロジェクトの起点となったのは、丁寧なヒアリングから導き出された、企業の本質的な強み——「見えない技術」というキーワード。目に見えない部分でこそ最高のパフォーマンスを発揮する、東和工業のものづくりの精神を象徴するこの言葉を、タグラインとして制定しました。
このコンセプトをロゴマークにも反映させるため、デザインでは”ネガティブスペース”(余白)を活かしたアプローチを採用。主力製品である車の窓周りに取り付けられるベルトモールにちなみ、ロゴ全体のフォルムは「窓」をモチーフに設計。そこに、雨風や騒音を遮る「横のライン」と、窓の昇降を支える「縦のライン」を重ね合わせることで、シンプルな構成の中に”強さ”と”支える力”を内包しました。
そして、その交差するラインによって生まれた空間(余白)から、東和工業のイニシャルである「T」が静かに浮かび上がる仕掛けに。
あえて主張しすぎず、しかし確かにそこに存在している「T」は、同社が誇る”目には見えないが確かな技術”を象徴し、見る者に静かなインパクトを与えます。
ロゴ全体を通じて表現したのは、見えない部分にこそ宿る高い技術力と、それを支える揺るぎない信頼感。新たな採用活動においても、未来の仲間たちに、東和工業が持つ”誇りある見えない力”を強く伝える存在となるデザインを目指しました。
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