アンノウンデザインオフィス
広告・クリエイティブ制作を手がけるデザイン会社の立ち上げに際し、コンセプト開発からネーミング、ロゴデザイン、Webサイト監修まで、ブランド全体のトータルディレクションとデザインを担当。
この会社は、デザイナーや制作会社として、クライアントのメッセージをエンドユーザーに届ける「タッチポイント」を担う存在でありながら、自らが表舞台に立つことはない。その”表に見えないけれど確実に存在する役割”を「アンノウン(UNKNOWN)」というキーワードでコンセプト化。表には出ない存在感、それでもしっかりと価値を届けるクリエイティブのあり方を、ブランドの根幹に据えました。
ロゴマークでは、コミュニケーションの本質=「人と人」をつなぐことにフォーカスし、人型のシルエットをベースにデザイン。
さらに、”見る人を驚かせる・目を止めさせる”という広告デザインに求められる役割を表現するため、騙し絵(トリックアート)のようなアプローチを採用しました。
一見シンプルな中に意外性を潜ませ、意図的に”違和感”を生み出すことで、見た人の意識に引っかかる、そんなデザイン哲学を象徴するロゴマークに仕上げています。ブランド全体を通じて、”目には見えない価値をデザインする”というメッセージを、世界観・トーン・ビジュアルすべてに一貫して込めました。
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